抹茶の適切な一日の摂取量|抹茶の効果効能

抹茶の適切な一日の摂取量|抹茶の効果効能

抹茶の適切な一日の摂取量|抹茶の効果効能

日本を代表するスーパーフード「抹茶」には、様々なビタミンやミネラル、食物繊維をはじめ、カテキンやサポニン、テアニンなど健康と美容に作用する栄養成分が豊富に含まれています。

 

そのため、グウィネス・パストロウさんやキャメロン・ディアスさん、日本におけるスーパーフードの火付け役として有名なミランダ・カーさんなどの海外セレブやヘルシーコンシャスな方々を中心に愛飲されており、なんと第44代アメリカ合衆国大統領バラク・オバマ氏も抹茶がたっぷり使用されたアイスクリームが大好きなのだそうです。

 

しかし、栄養価の高い食べ物や飲み物の場合、1日の摂取量が決まっているため、過剰摂取してしまうと副作用を引き起こす恐れがあります。

 

今回は安全に抹茶を嗜むためには、1日に適切な摂取量はどのくらいなのか、どのような副作用を引き起こすのかをご説明します。

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1日の適切な摂取量

緑茶の場合、1日に10杯以上飲用することで胃がんの発症率が40%以上抑えることができるという研究結果が発表されているのですが、緑茶には煎茶や玉露など様々な種類があり、全ての緑茶が10杯以上飲んでも安心というわけではありません。

 

煎茶・玉露・抹茶などの緑茶に属するお茶には、烏龍茶や紅茶と同じく、カフェインが含有されています。

 

カフェインには、覚醒作用・基礎代謝の向上・利尿作用・消化促進といった様々な効果があるのですが、過剰摂取してしまうと、神経過敏や不眠症、胃腸障害などの副作用を引き起こす可能性があるため、健康に良いからといって、飲み過ぎるのは大変危険です。

 

WHO (世界保健機関)では、健康な人間ならば1日に300mgまでならばカフェインを摂取しても良いとしています。

 

抹茶の場合、他の緑茶よりも若干カフェイン含有量が高いため、1日に3g を目安に摂取されることをオススメします。

抹茶による副作用

健康と美容に優れた効果や効能を発揮する抹茶ですが、1日の摂取量を大幅に超えるような飲み方をしてしまったり、持病を抱えている方が飲用してしまうと、副作用を引き起こす恐れがあります。

 

抹茶による副作用は、

 

  • 冷え性
  • 貧血
  • 尿路結石
  • 高カリウム血症 など

 

主にこの4つが代表的な症状となっています。

 

  • 冷え性

抹茶は、煎茶や玉露と同じく「不発酵茶」ですので、身体を冷やす作用があります。

 

一方、同じチャノキから摘採される茶葉を使って製造されている烏龍茶や紅茶は発酵茶ですので、冷え性改善に効果的だと言われています。

 

  • 貧血

抹茶をはじめとする緑茶には、渋味成分のタンニンが含有されています。

 

しかし、野菜に多く含まれている非ヘム鉄とタンニンを一緒に摂取してしまうと、鉄の吸収を妨げてしまい、貧血を引き起こす恐れがあります。

 

ただし、鉄には非ヘム鉄とヘム鉄の2種類あり、タンニンが吸収を妨げるのは非ヘム鉄だけですので、ヘム鉄と共に摂取しても吸収が妨げられることはありません。

 

  • 尿路結石

尿路結石とは、わき腹や背中に激しい痛みが起こることで有名な病気です。

 

結石の成分は様々ですが、そのなかのひとつに「シュウ酸結石」というものがあります。

 

シュウ酸結石とは、ほうれん草やチンゲン菜などに含有されているシュウ酸とカルシウムが結合することで作られるものなのですが、なんと抹茶や煎茶などの緑茶にもシュウ酸が含まれているため、尿路結石を発症する可能性があります。

 

ですが、1日の摂取量を守って緑茶を飲用されているならば、それほど心配する必要はございません。

 

また、シュウ酸とカルシウムをバランス良く摂取しているのでしたら、胃腸内で2つの成分が結合するため、便として排出されますので、尿路結石を引き起こすリスクは低いと言えるでしょう。

 

  • 高カリウム血症

腎臓病を患っている方や現在透析をされている方、クレアチニンの数値が1.7以上の方は、抹茶の摂取は控えましょう。

 

腎臓には、体内の水分や塩分量をコントロールする作用や血液内に含まれる不要なものを濾過して尿にし、体外へと排出させる働きがあるのですが、腎臓病や透析をされている方など腎機能が低下している方が、カリウム含有量の高い抹茶を摂取してしまうと、余分なカリウムを体外へと排出することが出来ず、血液中のカリウム量が増加してしまい、高カリウム血症を引き起こす恐れがあります。

 

血液内のカリウム量が増加してしまうと不整脈や心臓停止などの原因となります。

 

もちろん、健康な方でも1日の摂取量を越えて飲用してしまうと、高カリウム血症を引き起こす場合がありますので、お気を付け下さい。

今回は抹茶の1日の適切な摂取量と副作用についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

 

抹茶は、アサイーやココナッツオイル同様、健康と美容面に優れた効果や効能が期待されているスーパーフードのひとつですが、栄養価の高い食べ物ほど1日の摂取量を守る必要がありますので、これから健康のために抹茶を嗜むご予定の方は、過剰摂取には気を付けましょう。

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