抹茶のストレスイライラ解消効果|抹茶の効能

抹茶のストレスイライラ解消効果|抹茶の効能

抹茶のストレスイライラ解消効果|抹茶の効能

疲れているのになかなか寝付けない、目覚まし時計よりも早く目が覚めてしまう、寝ても寝ても寝たりないという方は不眠症の可能性があります。

 

不眠症には、入眠昏睡・途中覚醒・早朝覚醒・熟眠障害の4タイプあり、酷くなるとこれらの睡眠障害が同時に現れることもあり、不眠症を発症してしまうと、日中に倦怠感・食欲不振・集中力の低下・イライラなどの症状が現れ、日常生活に支障をきたすようになります。

 

一般的な不眠の原因は、

 

  • ストレスによる心理的要因
  • うつ病による精神的要因
  • アルコールやカフェイン、服用している薬などによる薬理的要因
  • 不摂生な生活習慣による生理学的要因
  • 騒音や光害、気温などによる環境的要因 

 

などが挙げられますが、他にも生活習慣病やレストレスレッグス症候群 (ムズムズ脚症候群)、睡眠時無呼吸症候群などの病気で引き起こっている可能性もありますので、不眠以外の症状が現れている方は、速やかに信頼できる医師に診てもらうようにしましょう。

 

さて、一般的な不眠の原因をご紹介させて頂きましたが、どの原因にも当てはまらないのに眠れないという方もいらっしゃると思います。
そういった方は、もしかしたら身体が疲れすぎている、夜眠る前にいろいろ考えてしまって眠れなくなっている可能性が考えられます。

 

人間は、適度な疲労を感じると眠気を催すのですが、肉体的・精神的に疲れ切っていると眠れなくなり、眠ったとしても睡眠の質が悪く、眠った気がしなくなってしまいます。

 

また、睡眠前にストレスを感じることで、交感神経が刺激され、副交感神経の働きが妨げてしまい、肉体がリラックス状態から緊張状態へと変化し、寝付けなくなってしまうのです。

 

そこで、今回は、不眠の原因となるストレスやイライラ解消に効果的な効能を持つとされる「抹茶」についてご説明したいと思います。

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抹茶に期待されるストレスやイライラ解消に関する効果や効能について

最近巷で「“イラフォー”と“イラフィフ”には、抹茶を飲ませろ」と言いますが、なぜ抹茶を飲むとイライラが収まるのでしょうか。
抹茶には、アミノ酸の1種である「テアニン」という成分が含有されています。

 

テアニンとは、お茶の旨味や甘味に深く関わっている成分であり、旨味成分であるグルタミン酸に似た化学構造を有しています。

 

テアニンは、数ある植物のなかでもチャノキや椿、山茶花といった一部の植物にのみ存在する物質であり、チャノキの根で作られたテアニンは、葉へと運ばれ、太陽の日差しをたっぷり浴びることで、お茶の苦味成分であるピリフェノールの1種「カテキン」へと変化します。

 

そのため、お茶の栽培方法や摘採時期などによってテアニンの含有量が異なり、太陽の日差しをたっぷり浴びて育つ煎茶などの緑茶や烏龍茶、紅茶よりも、日差しを遮断し、最初に摘み取った生葉のみを使って製造されている玉露や抹茶の原材料である碾茶の方が、テアニンの含有量が高くなっています。

 

通常、乾燥茶葉には1%から2%ほどのテアニンが含まれているのですが、新芽を使って作られる抹茶の場合、番茶の12倍のテアニンが含有されており、同じ新芽から作られる新茶や玉露よりも濃厚な旨味と甘味を感じることができます。

ところで、皆さんは緑茶を飲んだとき、ホッとしたことはありませんか。

 

これは、お茶に含有されている「テアニン」による作用のひとつなのです。

 

旨味と甘味成分であるテアニンには、神経伝達物質の働きをコントロールし、脳の興奮を抑制させてイライラを軽減させる効能があることが国立精神・神経医療センター神経研究所疾病第三研究部長の功刀浩先生によって発表されています。
他にも、

 

  • 副交感神経を活性化させる作用があり、興奮時に摂取することで、心拍の乱れや激しい動機を穏やかにさせる力がある
  • 安静閉眼時や瞑想時などリラックス状態のときに出現するα波が多く出る など

 

名古屋大学や太陽化学株式会社をはじめとする多くの研究機関が、テアニンの優れた効果や効能について発表しています。

 

テアニンの主な効果や効能は、

 

  • リラックス効果
  • 不眠症改善
  • 集中力の向上
  • 冷え性緩和
  • 高血圧予防
  • PMS (月経前症候群)の改善
  • 男性および女性の更年期障害の予防と緩和
  • 高齢者の軽度認知症進行を軽減させる可能性 など

 

様々な効果や効能を得ることができると期待されています。

テアニンの摂取量や効果時間

では、疲れやストレスによる不眠やイライラを抹茶で解消するためには、どのくらい摂取したらよいのでしょうか。

 

テアニンによる疲れやストレスによる不眠やイライラを解消させるためには、健康な成人男性ならば1日200mgを目安に摂取するのが理想とされています。

 

緑茶随一のテアニン含有量を誇る抹茶であっても、湯呑み1杯 (80ml)あたりのテアニン含有量は36mgですので、1日5杯以上の抹茶を飲む必要が出てきます。

 

しかし、抹茶にはコーヒーやココアなどと同じく、カフェインが含有されておりますので、5杯も飲んでしまったらカフェインの摂り過ぎによって胃痛や不眠症などを引き起こす恐れがあります。

 

テアニンによる効果や効能は、個人差もありますが、平均飲用後30分から40分ほどで効果が現れ始め、脳内のテアニン量は摂取してから2時間から5時間ほどで最盛期を迎え、その後、徐々に減少してゆきますので、大切な会議や試験の1時間前に抹茶を飲用しておくと、丁度会議や試験開始の時間帯にテアニンの効果が現れますので、「今日は外せない!」という日は抹茶を飲んでから挑むことをオススメします。

 

今回は、抹茶に期待されるストレス・イライラ解消効果、また不眠解消効果についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

 

テアニンには、疲れやストレスなどが原因で引き起こる不眠症やイライラを解消させる効果や効能がありますが、血圧を下げる作用がありますので、降圧剤を服用していらっしゃる方は注意が必要です。

 

また、抹茶は煎茶や玉露と同じ「緑茶」ですので、カフェインが含有されています。

 

就寝前に抹茶を飲用してしまうと、不眠症を悪化させたり、夜間にトイレで起きてしまう恐れがありますので、オススメできませんが、日中ストレスや疲れが溜まったなと感じたり、イライラしている上司や先輩を見つけたら、50℃から60℃のぬるま湯で点てた抹茶を飲んだり、そっと差し出してみてはいかがでしょうか。

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