ハーブティとは
ハーブティは、香草、いわゆるハーブの葉や花などを乾燥させたものや生のままのものに、お湯を注いで、または煮出して淹れた飲み物のことです。
ローズヒップティやカモミールティ、ラベンダーティと言えば、聞いたことがある方はもちろんのこと、飲んだことがあるという方も多いのではないかと思います。ハーブはアロマテラピーやアロママッサージなどにも使われていますので、特に女性の方にとっては親しみを感じる方も多いのではないでしょうか。
ハーブティは、数え切れないくらいのたくさんの種類が存在します。
ハーブティは使われているハーブによって、全く異なる色や香り、味をしています。色は黄色や緑、赤や紫など、一般的なお茶に比べて、とてもカラフルなものが多くあり、見た目もきれいです。そのため、ポットやカップを耐熱ガラスのものや白いものを選ぶと、その色までしっかり楽しむことができます。
香りは、もともとがハーブですので、一般的なお茶よりも豊かな香りを感じやすいものが多いので、わかりやすく楽しみやすいのではないかと思います。カフェインが含まれていないこともポイントのひとつです。
また、ハーブティの効能も、多種多様になっています。代表的な効能としては、疲労回復やイライラしたりするのを抑えてリラックスさせたりするもの、胃腸の調子を整えてくれるものなどがあります。
ハーブティの楽しみ方もひとつではありません。複数の種類のハーブをブレンドしたり、紅茶やジュース、お酒といった他の飲み物と合わせて楽しんだりすることも可能なのです。
ハーブティの効能
ハーブティの効能は、選んだハーブによってさまざまなものがあります。
リラックス効果があるものや、胃腸の調子を整えてくれるもの、美肌効果を期待できるもの、冷え性やむくみを改善してくれるもの、疲労回復や風邪などの症状をやわらげてくれるものなどが代表的にな効能ですが、これら以外にもたくさんの効能があります。
それらの効能の中でも特に女性にとっては大敵と言われている、むくみや冷え、便秘、それから生理痛や月経前症候群などに対しても効能があると言われており、それらの症状を抑えたり緩和したりできる効果が期待できます。
薬ではないので、それらの効能は即効性があるものではありません。
一定期間、継続的に飲むことで、その効能を感じることができます。
複数の種類のハーブを組み合わせることによって、それぞれの効能を期待できる、オリジナルのハーブティを作るという楽しみ方もできます。
お茶を飲むという機会は一日のうちに何度かあるもので、日々の生活の中に溶け込んでいます。そのうちの一回をハーブティにしてみるということは、そう難しいことではないのではないかと思います。
ハーブティはティーバッグなどでハーブティとして販売されているものもありますが、料理に利用してあまってしまったハーブを使って、手軽に作ることも可能です。ハーブティはノンカフェインなので、夜、就寝前に飲むということもできます。
生活スタイルに合わせて、改善したい症状に効能があるとされるハーブティを飲んでみてはいかがでしょうか。
人気のハーブティ
得たい効能や効果により多くの種類から選ぶことができるのが、ハーブティーのうれしいところ。
最近ではどのような種類が人気なのでしょう。
ルイボスティー
アフリカ大陸に生息するルイボスの葉から作られるルイボスティーは、現地では「不老長寿のお茶」とも言われ先住民の間で長く愛飲されてきました。ルイボスティーの効能には生活習慣病の予防や不妊改善効果などがあります。またカフェインが一切含まれていないことで、妊娠中の方や授乳中の方、また小さなお子様でも安心して飲めるのも人気の理由です。
マテ茶
「太陽のマテ茶」で一躍有名となったマテ茶は、その栄養価の高さから「飲むサラダ」「百万人のロイヤルゼリー」という異名を持ったハーブティです。
ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、世界で活躍するスポーツ選手や美容情報に敏感な芸能人にも愛飲者が多くいらっしいます。
タンポポ茶
タンポポ茶は妊娠中の女性、授乳中のお母さんに大人気のお茶です。それはタンポポ茶の効能には女性ホルモンの乱れを正常にし、つわりや生理痛を和らげ、さらには母乳の出をよくする効能まで持ち合わせているからです。また不妊改善にも効果があるとされ、妊活中の女性も多く愛飲されています。タンポポ茶の効能は女性ホルモンが関わる様々な問題に働きかけてくれる、まさに女性のためのハーブティと言えます.
女性にハーブティを進める理由
女性にとって冷えは大敵であるということは、皆さんご存知でしょう。女性の身体は、特に子宮のある下腹部を冷やすことで、様々な体調不良を引き起こします。辛い生理痛や多くの婦人病、また下腹部の脂肪がなかなか落ちないという方も、冷え性に原因があるかもしれません。下腹部や子宮の冷えは身体全体の不調となり、健康だけでなく美容にまで影響を及ぼします。
ハーブティの中には体の内側から身体を温め、冷え症を解消し、血行をよくしてくれる効能を持ったものが多くあります。身体を芯からあたためることで、婦人病や生理痛の緩和、またむくみや肩こり、頭痛などの症状にも効果を発揮してくれます。
これから妊娠を考えている妊活中の女性も、ハーブティを飲み子宮を温めることで
妊娠しやすい身体に導いてくれます。
ハーブティにはそれぞれに効能がありますが、女性は特に“身体を温めること”に特化した種類を選ぶことをオススメします。
ハーブティで生活習慣病を予防
多くの現代人が悩まされる生活習慣病ですが、ハーブティの効能で症状を緩和したり、日常の習慣にすることで予防効果を得ることができます。高血圧や中性脂肪・コレステロール、糖尿病や心臓病に脳卒中、また肝臓病などの生活習慣病を、悩みと自身のライフスタイル・好みに合わせてハーブを選択することで徐々に良い方向に導いてくれます。
生活習慣病とはその名の通り、普段の食生活・運動習慣、また休養などのバランスが崩れることで発症すると考えられています。自分の身体と向き合いハーブティを選択する中で、食生活に対する考え方も変わってきます。ハーブティを身体の巡りをよくすれば自然と運動したい気持ちになります。またホッと一息つく習慣を持つことで、疲れすぎる身体を癒し、日頃のストレスなども軽減することができます。
ハーブティを飲む習慣を付けることは、私たちのライフスタイルを変えていくことにもつながるのです。
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