日本で生産されている和紅茶とは|紅茶の種類や特徴

日本で生産されている和紅茶とは|紅茶の種類や特徴

日本で生産されている和紅茶とは|紅茶の種類や特徴

「紅茶って渋くて苦いからどうしても苦手」「紅茶は好きだけど、好みの紅茶がなかなか見つからない」といった紅茶に関するお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

そんな悩めるあなたにお勧めしたいのが日本で生産されている「和紅茶」です。

 

 

和紅茶とは、その名のとおり日本国内のお茶農家さんたちが生産している紅茶のことであり、ここ数年、世界中の紅茶愛好家や紅茶が苦手な方々を中心に話題を集めている注目の紅茶でもあります。

 

日本での紅茶生産量は、およそ9,300トンであり、アルゼンチンを少し上回る世界第8位と意外にも高く、生産された紅茶のほとんどが国内で消費されています。
ただ、日本では年間およそ4万トンもの紅茶を海外から輸入しているため、日本国産の紅茶の存在を知らない方も大勢います。

 

そこで、今回は紅茶が苦手な方やお好みの紅茶になかなか出会えずにお困りの方々に是非ともオススメしたい日本で生産されている紅茶「和紅茶」の魅力をお伝えします。

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日本で生産されている紅茶が人気の理由とは?

海外の紅茶と比べて日本で生産されている紅茶、通称「和紅茶」は、海外と同じように育てられたチャノキから摘採された茶葉から作られても、日本独特の気候や風土の影響によって、日本独自の香りや味わいを持つ紅茶となりますので、全体的に苦味や渋味が控えめでほんのりとした甘味とマイルドな香味が楽しめる紅茶となっており、繊細な味覚を持つ日本人にピッタリな紅茶となっています。

 

そのため、紅茶の苦味や渋味が苦手な方や今までなかなか好みの紅茶に出会えなかった方に是非とも飲んで頂きたいオススメの紅茶です。

 

 

また、日本産の紅茶が人気を集めている理由は飲みやすさだけではありません。

 

近年、日本国内で深刻な問題となっている「食の安全性」も1つの理由となっており、安心・安全な国産の紅茶に注目が集っているのです。

日本産の紅茶の特徴

「和紅茶」と呼ばれる日本産の紅茶は、主に西日本を中心に生産が行われているのですが、1971年に紅茶の輸入自由化によって、海外産の良質な紅茶葉が国内に入ってくるようになり、日本産の紅茶は地場消費専用としてごく少量の紅茶葉が生産されるだけの規模になってしまいました。

 

しかし、ここ数年日本国内でブームとなっている国産志向によって、日本産の紅茶が注目を詰めるようになり、さらにはっきりとした四季を持つ日本の豊かな自然でスクスクと育った茶葉を使って作られる紅茶は、海外産の紅茶と比べてアミノ酸の含有量が高く、苦味や渋味が控えめで旨みが豊かな味わいであるため、紅茶が苦手な方でもおいしく飲めると人気を集めています。

 

ただ、国内で生産されている紅茶葉は全体の0.2%まで衰退していると言われているものの、意外とブランド数が多いため、どの日本産の紅茶を購入したら良いのか悩んでいるという方もたくさんおられます。

 

そこで、紅茶が苦手な方でもおいしく飲めるオススメの日本産紅茶をご紹介しましょう!

オススメの日本産紅茶をご紹介!

屋久島紅茶 【鹿児島県】

鹿児島県大隈諸島に属する世界遺産・屋久島では、冬でも霜が降りない温暖な気候によって、日本で最も早く茶葉の収穫を行うことができると有名なお茶の産地です。

 

特に温暖な気候では栽培が非常に難しいとされる有機栽培で生産され、厳しい基準をクリアした「屋久島紅茶」は、上品で芳醇な香りを漂わせる紅茶であり、控えめな渋味と優しい甘さが魅力的な日本産の紅茶なので、紅茶が苦手な日本人だけではなく、海外のバイヤーからも注目を集めています。

 

山鹿復刻紅茶 【熊本県】

日本で初めて紅茶伝習所が設けられた熊本県は、和紅茶発祥の地と呼ばれています。
当時この地で製造された紅茶は「肥後紅茶」という名で紅茶の本場イギリスなどに輸出されていたという歴史があります。

 

しかし、日露戦争によって海外への輸出が中止となってしまったため、紅茶の生産量が激減してしまったのですが、当時世界各国へ輸出されていた「肥後紅茶」を現代の人々に味わってもらいたいという強い思いから、2008年に熊本県山鹿市北町にある藤本製茶にて、遂に現代に蘇ったのです。

 

現在は、この地で作られる紅茶のことを総じて「やまが和紅茶」と呼んでおり、渋味が少なく、マイルドで穏やかな香味が楽しめる紅茶として人気を集めています。

 

丸子紅茶 【静岡県】

静岡県静岡市の北部にある丸子は、「和紅茶の父」と呼ばれる多田元吉氏ゆかりの地であると同時に日本産の紅茶発祥の地としても有名な地です。
『日本産の紅茶発祥の地は“熊本県”でしょ?』と驚かれた方も多いと思います。

 

「和紅茶の父」と呼ばれる多田元吉氏は、40歳のときに東京都から徳川第15代将軍より払い下げられた静岡市丸子へと移住し、広大な茶園を開きました。

 

大政奉還後の日本は近代化と発展を目指し、日本茶や生糸を海外へと輸出していたのですが、海外では日本茶よりも紅茶がブームとなっていたため、明治政府は丸子で茶園を営んでいる多田氏を政府の役人に抜てきし、日本産の紅茶を作るため、世界各国の紅茶の名産地へと多田氏を派遣したのです。

 

多田氏が日本へと持ち帰った紅茶製造に関する知識や技術は、緑茶製造にも応用されるようになり、緑茶の大量生産の道を切り開いたのです。

 

静岡市丸子が「日本産の紅茶発祥の地」と呼ばれるのは、こういった理由からなのかもしれませんね。

 

 

ちなみに、丸子紅茶のお味は、渋味が少なくて清々しく快い爽やかな味わいの紅茶なのですが、紅茶製造に使用されている茶葉が花粉症の症状を緩和する効果が認められている「べにふうき」ですので、花粉症シーズンを健やかに乗り切りたい方にオススメです。

 

 

 

今回は日本産の紅茶についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

 

日本産の紅茶は、鹿児島県や熊本県、静岡県のほかにも、長野県・奈良県・三重県・滋賀県・島根県・岡山県・福岡県・佐賀県・滋賀県・大分県・宮崎県・沖縄県などでも生産されていますので、この機会に日本各地の和紅茶を飲み比べてみてはいかがでしょうか。

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