ケニア・マウライとは|アフリカ紅茶の種類や特徴

ケニア・マウライとは|アフリカ紅茶の種類や特徴

ケニア・マウライとは|アフリカ紅茶の種類や特徴

紅茶の産地といえば、世界三大銘茶の産地であるインド、スリランカ、中国が頭にパッと思い浮かぶ方も多いと思いますが、実は紅茶栽培に向いていなさそうなアフリカ大陸でも紅茶の栽培が行われていることをご存知ですか。

 

 

アフリカ大陸で紅茶の生産が行われるようになったのは、1887年に南アフリカ連邦東部にあるナタールにてアッサム種が植えられたことがきっかけだと言われています。
そして、20世紀に入るや否や、1900年にマラウイ、1916年にウガンダ、1920年にタンザニア、1925年にケニア、1935年にモザンビークと次々にヨーロッパからやってきた開拓移民たちによって農園が作られてゆき、今ではインドやスリランカと並ぶ紅茶生産国として世界中にその名を轟かせています。

 

日本でもアフリカで生産されている紅茶は、全体的に美しい赤色の水色とほどよい渋味と爽やかでキュッと引き締まった香味が楽しめると日本でも高い人気を誇っています。

 

 

では、アフリカで生産されている代表的な紅茶の種類についてご紹介します。

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アフリカで生産されている代表的な紅茶の種類

ケニア

アフリカ大陸東部にあるケニア共和国は赤道上にあり、北、西、南、そして東の一部分エチオピア、南スーダン、ウガンダ、タンザニア、ソマリアそれぞれの国境に接している国です。

 

インド洋沿岸とビクトリア湖周辺は高温多湿の熱帯性気候ですが、ケニアは国土の大半が標高1100mから1800mの高原地帯のため、平均気温が19℃という冷涼で湿潤なサバンナ気候となっています。

 

 

ケニアの紅茶総生産量は小規模農園13万、大規模農園19万の33万トンとなっており、これは紅茶大国で知られるスリランカの紅茶総生産量を抜き、中国やインドに次ぐ世界第3位の紅茶生産国であり、なんと紅茶輸出国としては世界第1位となっています。

 

ケニア紅茶の生産地は、グレート・リフト・バレーの東西両側と標高1500mから2700mの沖積土 (赤色土)で覆われた赤道沿いの高地を中心に行われています。

 

ケニアが紅茶の産地となったのは、ケニアのほぼ全域がイギリス保護領であった1902年にインドから持ち込まれたチャノキの苗木を植えたのが始まりだとされています。

 

その後、インドより持ち込まれたチャノキは、1920年にケニアがイギリスの植民地となった際、イギリス資本による本格的な外資系大規模集約農園の参入が始まり、第二次世界大戦以降さらに拡大してゆき、1963年にイギリス連邦国として独立以降、アフリカ人による紅茶の小規模農園が普及し始め、これを指導・管理することを目的に「ケニア紅茶開発局 (KTDA)」が設立され、現在に至ります。

 

 

ケニアでは、1年を通して紅茶葉の栽培ができるため、それぞれの茶園では1週間から2週間の間隔で摘採が行われています。

 

 

かつてケニアでは伝統的なオーソドックス製法で紅茶を製造していたのですが、消費国からの強い要望もあって、現在ではほとんどの製茶工場でCTC製法が用いられています。

 

鮮やかな濃い紅色の水色とスッキリとした爽やかな渋味とほどよいコクのある味わい、優しくフレッシュに香る甘い香りが特徴的なケニア紅茶は、ストレートティーとミルクティーどちらで入れてもおいしく頂くことができるのですが、基本的にはティーバッグやブレンドティー用に用いられることが多いため、茶葉のケニア紅茶を見かけることは珍しいと言います。

マラウイ

アフリカ南東部にあるマラウイ共和国は、アフリカ大陸溝帯にある内陸国であり、国土のおよそ1/5が湖や川などの水地となっています。

 

タンザニア、モザンビーク、ザンビアと国境を接するマラウイは、基本的に熱帯性の気候となっているのですが、高地は冷涼であり、熱帯モンスーン気候にも属しているため、5月から10月は乾期となります。

 

マラウイ紅茶の主な産地は、マラウイ最大の商業都市として有名なプランタイヤーからモザンビーク国境までのチョロとムランジェであり、特にムランジェはアフリカ諸国で最も古い1880年代に紅茶の栽培が始まったと伝えられています。

 

元々マラウイではコーヒーの栽培が行われていたのですが、害虫の発生によって甚大な被害が起こり、困窮していたところにスコットランドから布教に訪れていた人物がチャノキの種子を地元の人々に提供し、そのいくつかが立派に成長したことに端を発し、現在に至ります。

 

 

マラウイでは1年を通して紅茶葉の摘採を行うことができるのですが、特に雨期に入る12月から翌年4月までが量産期となっており、この5か月間でマラウイの年間紅茶生産量のおよそ70%から80%を生産するそうです。

 

マラウイはケニアと同じく、基本的には人の手によって摘採を行うのですが、一部の茶園では機械を使った摘採を見ることができます。

 

マラウイで生産されている紅茶の大半がCTC製法の変形とされるLTP製法を用いて製造されており、主にティーバッグやブレンド用に使用されています。

 

 

鮮やかな真紅の水色と軽やかで清々しい渋味とソフトな味わいが魅力的なマラウイ紅茶をおいしく入れるならば、やはりストレートティーが1番ですが、ミルクティーにするのもオススメですので、その日の気分に合わせて入れ方を変えると良いでしょう。

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