モリンガの熟睡安眠効果｜モリンガ茶の効能

「どれだけ寝ても寝た気がしない」「寝てもスッキリしない」「目覚まし時計よりも早く目が覚めてしまう」など、睡眠に関する悩みを抱えている日本人は大勢います。

睡眠は、ココロとカラダを健康に保つために大切な生活現象であり、熟眠感や安眠感の得られない睡眠は生活習慣病や国民病の発症リスクを高め、最悪の場合、死に至ることもあります。

こうした睡眠障害のことを「不眠症」と呼ぶのですが、不眠症は主に入眠困難・途中覚醒・早期覚醒・熟眠生涯の4つのタイプに分けられ、それぞれのタイプによって症状が異なります。

※なお、これらの症状は同時に複数現れることもあります。

不眠症の主な原因は、環境・身体の病気・心の病気・生活習慣・薬や刺激物の摂取などが考えられており、何が原因で発症しているのかを判断し、その問題を取り除く必要があります。

しかし、1つ1つ問題を解決してゆくのは、至難の業ですので、できることからコツコツと不眠症の原因を取り除いてゆくことがポイントとなります。

そこで、今回は不眠症を改善する効果や効能を持つモリンガ茶についてご紹介したいと思います。

スーパーフードの火付け役として知られる人気モデルのミランダ・カーさんも愛飲しているという「モリンガ茶」には、非必須アミノ酸「γ‐アミノ酪酸 (通称：GABA)」が、なんと乾燥葉100gあたり222mgも含有されています。

GABAには、アミノ酸の1種であるグリシンと同じく睡眠の質を向上させる作用があり、実際に医師が処方する睡眠導入剤の多くにGABAの作用を強化する成分が含有されています。

なぜ、GABAを強化することで安眠効果が得られるのでしょうか。

アミノ酸といえば、たんぱく質の構成に必要不可欠な成分なのですが、GABAは一般的なアミノ酸とは少々異なり、脳や中枢神経、消化管などの神経伝達物質として働いています。

人間は、ストレスや運動などによって神経が昂ると、アドレナリンが分泌されて興奮状態になります。
しかし、GABAを摂取することで、アドレナリンの分泌が抑制され、昂った神経が落ち着きを取り戻し、身体を休めることが出来るようになるのです。

また、アドレナリンの分泌が抑えられることで血圧を安定させ、酸素の供給をスムーズにさせる効能も得られますので、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病も予防することができることも明らかにされており、現在GABAは特定保健用食品として厚生労働省より認定を受けています。

GABAは睡眠ととても深い関係にあり、ノルアドレナリンやアドレナリンの前駆体である神経伝達物質のドーパミンを細胞内に摂り込み、過剰発生しないよう働きかけ、心地良い睡眠に入れるようサポートしてくれます。

ですが、GABAの生成には「ビタミンB6」の摂取が必要不可欠であり、GABAを豊富に含むモリンガ茶を飲用したとしても、ビタミンB6が不足してしまっては熟眠することはできません。

【ビタミンB6を含む食べ物】

ただし、GABAの効果を高めようとしてビタミンB6を過剰摂取してしまうと、神経系に障害をきたす恐れがありますので、1日の摂取量を守って摂るように心掛けましょう。

モリンガ茶を就寝前に飲用したいという方は、モリンガ茶とクワンソウ茶をブレンドしたハーブティーを召し上がるのがオススメです。

モリンガ茶もクワンソウ茶も粉末タイプの茶葉が販売されておりますので、それぞれ小さじ1杯ずつマグカップへ入れ、熱湯を注いで飲みましょう。
このブレンド茶を飲んで眠った翌朝は、気分もお腹もスッキリした状態となります。

今回はモリンガ茶に期待される熟眠・安眠に関する効果や効能についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

睡眠障害を患っている方の中には、睡眠時無呼吸症候群やレストレスレッグス症候群、周期性四肢運動障害などの影響で引き起こっている可能性がありますので、モリンガ茶を飲用しても熟眠感や安眠感が得られない場合は、専門施設での検査および診断を行ってもらいましょう。

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