緑茶の効果効能

緑茶の効果効能

緑茶の効果効能

緑茶が初めて日本で飲まれたのは815年の平安時代初期と言われています。
弘仁6年に嵯峨天皇の行幸の際、ふらりと立ち寄った近江の国にあるお寺でお茶を献ぜられ、その後、日本初の真言宗の祖として有名な空海や日本天台宗の祖として知られる最澄の2人も中国へ訪れた際にお茶を嗜んだと言われています。
そして1191年に栄西の手によって中国からチャノキが日本へ持ち込まれると、日本各地でチャノキの栽培が始まり、江戸時代になると緑茶は庶民でも飲むことが出来るお茶として麦茶と共に愛飲されるようになります。

 

古くから日本人に愛され続けてきた緑茶ですが、今では紅茶や炭酸飲料など様々な飲料が販売されるようになり、緑茶の需要が低迷しつつあります。
しかし、健康志向の強い海外の方から優れた効果や効能を持つ緑茶に関心が集まりつつあり、ルイボスティーやマテ茶などと並び大人気のお茶となっています。

 

では、緑茶が持つ優れた効果や効能とはいったいどのようなものが挙げられるのでしょうか。

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緑茶が持つ優れた効果や効能とは?

今や世界的なブームとなっている緑茶ですが、いったいどのような効果や効能があるのでしょうか。

 

緑茶は、渋み成分であるカテキンや苦み成分であるカフェイン、そして旨味と甘み成分であるテアニンなどのアミノ酸から構成されており、その絶妙なバランスによってほろ苦い風味を演出しています。

 

緑茶といえば、思い浮かべるのは花王から販売されている「ヘルシア緑茶」ではないでしょうか。ヘルシア緑茶は高濃度の茶カテキンを含有している消費者庁許可億艇保健用食品の1つです。
ヘルシア緑茶は緑茶の原材料となる茶葉にはおよそ13%のカテキンが含有されています。このカテキンには優れた抗酸化作用があり、生活習慣病や老化の予防に絶大な効果を発揮します。また、他にも以下のような効果や効能が得られます。

 

・腸の消化吸収及び蠕動運動を正常に保つ効果
・抗ウイルス効果
・抗アレルギー効果
・抗ガン作用
・虫歯予防
・消臭効果
・コレステロール値や血糖値、血圧の降下作用
・血小板の凝集を抑える効果

 

カテキンが最も含有されている緑茶は煎茶と言われており、初めてカテキンが発見されたのが1929年のことです。
カテキンが優れた殺菌作用があり、たった1mlの緑茶で1万匹の細菌類を死滅させることが出来ると言われています。また、細菌から放出される毒素を解毒する効果も有しており、風邪やインフルエンザに予防に最適です。
また、カテキンには活性酸素を除去する働きがあるので、動脈硬化や高血圧といった生活習慣病の予防及び老化の予防に効果があります。
そして、現代病となりつつある便秘の改善やアトピー性皮膚炎などのアレルギー反応を抑制・緩和することが出来ます。

 

緑茶の旨味や甘みを演出しているテアニンと呼ばれるアミノ酸はツバキ科の植物であるツバキや山茶花などの植物に含有されている栄養成分です。
テアニンはチャノキの根で生成され、ゆっくりと幹を伝って葉に運ばれます。そしてテアニンを含む茶葉が燦々と降り注ぐ太陽の光によってカテキンへと変換されます。
ですので、テアニンはお茶の品種や茶葉の摘み取られた時期によって含有量に大きな差が生じます。

 

テアニンは体内に摂取されると精神的な緊張感が解き解され、ホッとした安心感を得ることが出来るため、高いリラックス効果が期待出来ます。
さらに、筋肉の緊張をほぐし、血管を拡張させて血液の循環を促す効果があるため、冷え性の改善に効果的です。
また、身体は疲れているのになかなか寝付けないという方はテアニンを摂取すると脳内の興奮を鎮め、安定をもたらすため、寝つきが良くなり、快眠することが出来るようになり、集中力の向上やアミノ酸の1種であるグルタミン酸の過剰な反応を抑制させ、高血圧の改善及び予防にも効果があります。

 

美容効果にも注目!

 

緑茶にはカテキンやテアニンの他にもビタミンAやビタミンC、ビタミンEなどといったビタミン類もたっぷり含有されており、さらにカリウムやカルシウムなどのミネラル類も含まれていますので、非常に健康に良いお茶と言えます。
特にビタミンCの含有量は、ほうれん草のおよそ4倍、若返りのビタミンとして知られるビタミンEはおよそ20倍、ビタミンAはニンジンのおよそ10倍の量が含有されています。これは、無発酵製法で製造される緑茶だからこそ為せる技と言えます。
また、抹茶にはこれらの成分の他に食物繊維や天然の緑色色素として知られるクロロフィルなどが含有されています。
もちろん緑茶の種類や茶葉の収穫時期によって含有される栄養素は異なりますが、最も優れた栄養素を含む緑茶と言われているのが「新茶(1番茶)」だと言われています。

 

緑茶の持つ優れた効果や効能をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
緑茶には様々な種類や銘柄によって成分が異なるため、ご自身の目的に合わせて選択すると良いでしょう。

 

例えば、煎茶や玉露、抹茶など青々とした緑茶の茶葉にはビタミンCがたっぷり含有されているので喫煙者やお酒好きな方のビタミン不足を補うことが出来ますし、さらに美肌や美白効果が得られ、さらに生活習慣病の予防などに効果的です。
玄米茶はその香ばしい香りからアロマテラピー効果が得られ、ストレス解消に一役買ってくれます。
是非、目的に合わせた緑茶を購入し、ご自身の体調管理を行ってみませんか?

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