マテ茶の淹れかた｜マテ茶の効能

マテ茶には、様々な淹れ方や飲み方が存在します。しかし、淹れ方や飲み方によって体に害が及ぶ危険性も示唆されています。そこで、マテ茶を美味しく安全に淹れ、飲める方法をご紹介したいと思います。

ティーバック用のマテ茶の美味しい淹れ方

およそ８０℃ほどに温めたお湯を用意します。ティーバックをティーポットや急須などに淹れ、その中にお湯を注ぎます。そのまま、お好みの濃さになるまで待ちます。通常はおよそ１分ほどが目安となっています。
冷たいマテ茶で頂きたい場合、そのまま冷蔵庫で冷やすことによってアイス・マテ茶として美味しく頂けますので、夏場の暑さが厳しい季節にお試しください。
茶葉(ルースリーフ)のマテ茶もティーバック同様の淹れ方で召し上がることで、美味しく頂くことが出来ます。
ティーバック１つでおよそ１リットル淹れることが可能となっています。

牛乳を泡立てマテ・ラテにしたり、温めた牛乳をマテ茶に注いでミルク・マテにしたり、暑い夏はオレンジマーマレードを加えてお洒落なロシアンアイスティーとして召し上がるのがオススメです。

たくさんの量のマテ茶を作りたい場合、やかんなどにおよそ１リットルの水を入れ、大さじ２杯ほどのマテ茶を入れます。そして、５分以上かけてマテ茶を煮出していきます。飲みやすくするためにレモンや牛乳を加えても構いません。

南米の伝統茶器を用いたマテ茶の美味しい淹れ方

南米の国々では、マテ茶を専用の茶器を使用して召し上がることが多いと言います。
マテ壺と呼ばれる木や牛の角をひょうたん型に加工した茶器を先端が濾し器になっているボンビージャというストローを使用して飲んでいます。
マテ壺で回し飲みをすると、回し飲みをした人物と再び逢うことが出来るという云い伝えがあります。また、マテ壺とボンビージャを用いてマテ茶を飲用すると、ボンビージャの先端に付いている濾し器が細かく砕かれた茶葉をたくさん取ることが出来るので、マテ茶の持っている豊富な栄養素や繊維を体内に摂取することが出来ます。しかし、日本ではこの茶器を入手することが非常に難しいため、よく陶器などを代用して飲まれている方も多いそうです。

まず、マテ壺の中に６分目あたり(３分の２)までマテ茶の茶葉を入れます。そして、マテ壺を掌で押さえ、零れないようにひっくり返し、細かいマテ茶の茶葉がマテ壺の上にくるよう振ります。これは、ボンビージャの先端に付いている濾し器に茶葉が詰まらないようにするためです。
茶葉を片側に斜めになるよう寄せ、低い方へ水もしくはぬるま湯を少し注ぎ茶葉が湿るのを待ちます。そして、低い方へボンビージャを静かに入れ、先端部分の濾し器がマテ壺の底へ着くまで差し込みます。
ボンビージャが差し込まれた根本の部分から静かにぬるいお湯を注ぎます。これが本場南米のマテ茶の飲み方です。
一気にお湯を注がず、飲みながら足していくのが本来の飲み方なのです。
味にも変化が付くので、とても楽しめる飲み方となっています。もし機会がありましたら、このあたりも深く掘り下げていければと思います。

マテ壺を用いたマテ茶の飲み方には、いくつかルールがあるのをご存知ですか？
ここでは全てお教えすることが出来ませんが、アルゼンチンなどの南米の国では、よくマテ茶を駆け引きの道具として用いるそうです。また、マテ茶の味によって様々な意味があります。

お酒と合わせた淹れかた

マテ茶の淹れ方で、少々変わった淹れ方があるのでご紹介させて頂きたいと思います。

茶葉をホワイトリカー漬け込むことによってマテ酒と呼ばれる薬用酒が完成します。漬け込む期間は、およそ１か月から２か月間で、冷たく暗い場所で保存してください。癖があるようなので、お好みで氷砂糖を加えて飲みやすくしてください。

ノンカフェインにする淹れかた

妊娠中の女性や授乳中の女性は、カフェインフリーにすることでマテ茶を頂くことが可能です。マテ茶は水出しするとカフェインの溶け出しを防ぐことが可能となっています。マテ茶の茶葉６gほどをお水２００mlでゆっくり時間をかけて水出ししてください。目安はおよそ常温で６時間です。

マテ茶の美味しい淹れ方・飲み方を今回ご紹介致しました。
是非、マテ茶を購入した際は、試してみてください。

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