マテ茶と糖尿病|マテ茶の効能

日本をはじめ多くの国や地域で問題視されている「肥満」ですが、肥満によって引き起こされる病の第一位に挙がるのが「糖尿病」です。糖尿病とは、血糖値が高くなると引き起こされる病です。糖尿病を発症すると体内に上手くブドウ糖を取り込むことが出来なくなります。ブドウ糖は私たちが生きるためのエネルギーになる、活力源です。

糖尿病を患っている患者さんは、血糖値を下げる働きのあるインスリンというホルモンが不足しており、細胞へ正常にブドウ糖が運ばれません。すると、細胞に吸収されずに残ってしまったブドウ糖が血液中にどんどん溜まってしまいます。
インスリンとは、食事の摂取後に血糖値が上がらないように調節してくれる役割を担っています。そして、インスリンのみ血糖値を降下させることが出来る唯一のホルモンなのです。また、インスリンには血液中にあるブドウ糖を細胞へ送り込む役割の他に、脂肪やグリコーゲンへと変化させ、エネルギーを備蓄させるといった働きも担っています。

糖尿病を患うと、喉の渇きや尿の量やトイレへ行く回数が増加すると言います。また、体重の急激な減少や倦怠感、視力障害などの症状が現れます。これらの症状は、ブドウ糖を制御するインスリンが不足または正常に機能していないことから引き起こる症状だと言われています。膵臓から正常にインスリンが分泌されるよう、私たちも日々気を付けなければなりません。しかし、どのように生活したら糖尿病のリスクを軽減することが出来るのか悩まれる方も多いと思います。

ブラジルやパラグアイなどの南米の国に住んでいる人々は、肉を中心とした料理を毎日摂取しているにも関わらず、エネルギッシュでスリムな方が多いですよね。それは、彼らが愛飲している伝統飲料・マテ茶の効能に秘密があるのです。
マテ茶には、２４種類の豊富なミネラルとビタミンと５種類のアミノ酸や抗酸化物質が含まれています。糖尿病を引き起こす要因として第一に肥満が挙げられます。この肥満を解消する作用がマテ茶には含まれています。
マテ茶に含まれる抗酸化作用を持つポリフェノールの１つにフラボノイドという成分が含まれています。このフラボノイドは緑茶にも含まれています。しかし、マテ茶に含まれるフラボノイドの含有量は、緑茶をそれよりも上回っていると言われています。
フラボノイドには、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを下げる抗肥満作用があると近年研究で明らかになりました。
さらに、食事制限を設ける必要がないので、ストレスを感じずに肥満を予防することが可能です。また、ステーキや焼き肉などの高脂質の食事と共にマテ茶を飲むことにより、マテ茶に含まれる豊富なミネラルは、肉類に含まれているアミノ酸と共に摂取されることで、体内に効率良く取りこむことが出来ます。脂質の吸収を抑え、生きるための栄養素を取りこめ、さらに、コレステロール値も降下するということで、今最も注目を集めている健康茶です。

しかし、糖尿病と肥満を予防するマテ茶を飲んでいるからと言って、不摂生な生活を送っていては、改善を見込むことは出来ません。適度な運動や野菜や果物などバランスの良い食事などを心掛け、健やかな体作りを行っていきましょう。

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