ミントの種類｜ミントティーの効果効能

世界には数百種を超えるミントが存在します。そして、ほぼ全てのミントには独自の香りや味わいがあるため、ミントティーとして最適な種類もあれば、精油や観賞用、芳香剤などに用いられる品種もあります。

そこで、今回は多種多様な種類が存在するミントの中でもハーブティーとして人気の高い「ペパーミント」「スペアミント」「アップルミント」の3種類を使用したミントティーの特徴をご紹介したいと思います。

ミントティーの代表的品種「ペパーミント」

ミントティーといえば、ペパーミントと言われるほどたいへん人気の高いハーブです。
ペパーミントの特徴は、何と言っても清々しい清涼感と爽快感溢れるメントールの香りです。ミントティーだけではなく、現在女性の間で絶大な人気を誇るミント水の材料として用いられるほどポピュラーなミントです。

ペパーミントは、スペアミントとウォーターミントの交配種で、薬効が高くヨーロッパでは生薬として重宝されています。
メントールの含有量は日本薄荷には及びませんが、ペパーミントしか含有されていない特別な成分などが含まれているため、独特な甘みと味わいを持つミントティーとなります。

日本では、スペアミントティーよりもペパーミントティーの方が、人気が高く、暑い夏にはガムシロップを加えた甘目のペパーミントティーが愛飲されています。
また、ペパーミントには殺菌及び抗ウイルス作用や発汗効果などが期待されています。

マルチで活躍出来るオシャレなミント「スペアミント」

フレンチレストランで食事をすると食後のデザートとして、アソルティマン・ド・デセールと呼ばれるデセールの盛り合わせが出されます。その上にちょこんと飾られていたり、ガムや飴などに利用されているミントの種類がスペアミントです。
また、アルコールとの相性も抜群のため、暑い夏にはモヒートの材料として使用されています。
しかし、ハーブティーとして飲用するならば、レモンや蜂蜜、オリゴ糖などを加えるとマイルドになるペパーミントティー同様飲みやすくなります。

スペアミントは穏やかでふっくらとした爽やかで涼しげな香りが特徴的なハーブです。
ドライミントティーで淹れるよりもフレッシュミントティーで淹れた方が絶品です。
スペアミントは日本では「オランダ薄荷」や「みどり薄荷」として親しまれており、ミントの葉先が槍のようにとがっているため「スペア」という名が付けられたと言われています。

優しくて涼やかな香りはリフレッシュ効果があり、消化促進や食欲を増進させ、腸管内に溜まったガスを減らすよう働きかけてくれます。
なにより、ペパーミントよりも甘く、穏やかで優しい香りと味わいを持つため、料理の材料として人気があります。

スペアミントティーはストレートで淹れるよりも紅茶の茶葉やお好きなハーブと複数ブレンドすることで様々な香りや味わいが楽しめる種類のミントとなっています。

フルーティーな香りとキュートな見た目を持つミント「アップルミント」

リンゴの甘酸っぱい香りと穏やかな味わいが特徴的なアップルミントはハーブティーとして飲用するよりもフレッシュな状態でサラダなどに加えて召し上がるのがアップルミントの美味しい召し上がり方となっています。

フルーティーな青リンゴの香りは花だけではなく、ミントの葉からも漂うため、このような名が付けられたと言われています。アップルミントは別名「ウーリーミント」と呼ばれ、日本では「マルバ薄荷」という愛称で親しまれています。

スーッとするミントの香りとフレッシュな青リンゴの香りがふわりと漂う種類のミントです。ミントティーの材料に使用すると若干癖があるため、人によっては好き嫌いがはっきり分かれます。

アップルミントはペパーミントやスペアミントに比べ、生命力が強く、雑草魂が高いため、至るところで自生を始めます。交配力も強いため他のミントと共に植えておくと新しい品種のミントが誕生してしまう可能性があります。

ミントティーにオススメの3種のミントを今回ご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。この他にもミントティーとして多用されているオレンジミントやパイナップルミントなど多数のミントがございますので、ご自身の味覚に合ったミントを探して、愛飲ハーブティーにしてみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク