エルダーフラワーの飲み方｜エルダーフラワーの効果効能

エルダーフラワーは古くから魔除けや民間薬などに用いられており、多くの人々を救ってきた歴史があります。現在でもヨーロッパ地方を中心に風邪やアレルギー諸症状の緩和などに利用されています。しかし、「良薬は口に苦し」という言葉がある通り、エルダーフラワーも苦くて飲みにくいのでは？と思われる方も少なくないと思います。そこで、優れた薬効を持つエルダーフラワーの風味や香りの特徴やエルダーフラワーの美味しい淹れ方、さらにはアレンジ方法などの飲み方をご紹介していこうと思います。

優れた薬効を持つエルダーフラワーの特徴をご紹介

夏の始めに鈴なりのクリーム色をした可憐なセイヨウニワトコの花・通称エルダーフラワーはヨーロッパ地方の野山に自生しているスイカズラ科の植物です。日本にもハニーサッカルというスイカズラが自生しており、中部地方を中心に忍冬というハーブ酒の原材料として用いられています。

エルダーフラワーは乾燥させてハーブティーの茶葉にしたり、シロップやコーディアル、化粧水にうがい薬などに加工され世界各国で使用されています。様々な用途で使用出来る万能植物エルダーフラワーから抽出されるエキスは日本茶のような薄い黄色をしたやや個性的な味わいを持つハーブティーです。ですが、えぐみもなくすっきりとした爽快感溢れる甘みはブドウの高級品種の1つであるマスカットにたいへん似ており、好き嫌いがはっきりと分かれます。ですが、癖がないため万人向けのハーブティーと言えます。シングルのまま飲むのに抵抗がある方はペパーミントを加えると後味がすっきりとして清涼感のあるエルダーフラワーとなりますので、飲みやすく感じるかと思います。では、エルダーフラワーティーの美味しい淹れ方と飲み方をご紹介します。

エルダーフラワーの美味しい淹れ方とは？

エルダーフラワーの茶葉を購入した方にお勧めの淹れ方と飲み方をご紹介します。

�@乾燥させたエルダーフラワーをティースプーン2杯用意します。
�Aティーカップに茶葉を入れ、90度以上のお湯を150mlから160ml注ぎます。
�Bティーカップに蓋をして、5分から7分間蒸します。
�C数分後、蓋を外して完成です。

エルダーフラワーは癖の少ないハーブティーですので、ブレンドせずとも美味しく頂くことが可能です。もし、エルダーフラワーが飲みにくいと感じた場合は蜂蜜を加えるとまろやかになり飲みやすくなりますので、1度お試しください。

エルダーフラワーのブレンド方法とは？

エルダーフラワーは発汗作用や利尿作用に優れており、さらに優れた抗炎症効果も得られます。そのため、風邪の引き始めやインフルエンザになってしまった際、花粉症などのアレルギー諸症状の緩和に有効です。また、エルダーフラワーに近い効果を持つハーブとブレンドすることによって相乗効果が期待できるため、さらに効果的です。では、エルダーフラワーのアレンジ方法とその飲み方をご紹介します。

インフルエンザ対策にお勧めブレンド

・エルダーフラワー　ティースプーン1/3杯
・ペパーミント　　　ティースプーン1/3杯
・リンデン　　　　　ティースプーン1/3杯

エルダーフラワーは古くからインフルエンザの特効薬という異名を持っており、エルダーフラワーが自生している国や地域では民間薬として愛飲されています。エルダーフラワーだけでもインフルエンザから体を守ることが出来るのですが、ペパーミントとリンデンをブレンドすることで相乗効果が得られ、より強力なインフルエンザ対策ティーとなります。

アレルギー症状の緩和にオススメブレンド

・エルダーフラワー　2杯
・ネトル　　　　　　2杯
・ペパーミント　　　1杯
・カモミール　　　　1杯

花粉症などのアレルギー諸症状に効果のあるネトルとエルダーフラワーを2：2でブレンドし、飲みやすいようにペパーミントとカモミールを1：1でブレンドしたものを組み合わせた特製ブレンドです。

エルダーフラワーは子供から高齢者の方まで幅広い世代で飲用することが出来るので、安心して飲めるのが魅力的です。冬のインフルエンザ対策や春先の花粉症対策に加え、夏の冷え性にも効果的ですので、ひどい冷え性に悩まれている方は1度飲用してみてはいかがでしょうか。

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