ハイビスカスティーの効能

南国を彩る鮮やかな色彩のハイビスカスは観賞用として園芸などに用いられます。一方、可憐で落ち着きのある花を咲かせるローゼル種のハイビスカスは、種子を包んでいるガクや茎に包まれてふっくらとした根元部分の苞を用いてハイビスカスティーやジャム、サプリメントなど食用として用いられています。

ハイビスカスティーに用いられる赤くて可愛らしい果実には自然由来のクエン酸やリンゴ酸、ビタミンCなど抗酸化効果の高い成分がぎっしり含まれています。そのため、健康だけではなく美容維持に効果を発揮する飲料として多くの女性から高い支持を得ています。
そんなハイビスカスティーには、いったいどのような健康に関する効果・効能があるのでしょうか。

現在ハイビスカスティーは美容だけではなく健康維持にも効果・効能があると言われており、世界中のセレブたちに愛飲されています。特にエジプト産のハイビスカスティーは最高品質と言われており、市場でも高額で取り引きされるほどです。かの有名なクレオパトラも飲んでいたというハイビスカスティーにはいったいどのような効果・効能があるのでしょうか。

ハイビスカスティーにはクエン酸・リンゴ酸・ビタミンCが豊富に含有されていますが、他にもカリウムやカルシウム、亜鉛、鉄分などのミネラルも含まれています。また、ビタミンAやB群も含まれており、ローズヒップと共に摂取すると相乗効果が得られるため女性をはじめ、多くの方々から愛飲されています。

ハイビスカスティーに含まれているクエン酸やリンゴ酸には代謝を促進させる効果があり、美しい肌を保つためには欠かせない栄養成分の1つです。
クエン酸には生活習慣病の原因となる体脂肪やうつ病や糖尿病の原因となる糖質、疲労の原因となる乳酸などをエネルギーに変換する効能があり、新陳代謝を促し新しい細胞を生み出すことが出来るため肌トラブルを改善し防ぐことが可能です。さらにハイビスカスティーに含まれているリンゴ酸はクエン酸と共に摂取されることによって相乗効果を得ることが出来ます。

クエン酸は肌トラブルだけではなく、血液の流れをスムーズにする効果もあります。クエン酸は細胞膜など生体膜の主要な構成成分である脂質の代謝を促進させる効能があるため、血液内に存在する脂質を分解し、悪玉コレステロールの生成を抑え、血栓が生成されるのを防ぐ効能があります。

ハイビスカスティーには、ハイビスカス特有のハイビスカス酸が含有されています。
ハイビスカス酸は、クエン酸やリンゴ酸と共に摂取されることで絶大な効果や効能を得ることが出来る栄養素です。クエン酸やリンゴ酸が脂肪を分解し、ハイビスカス酸の働きによって消化酵素の1つであるアミラーゼの働きを抑え、デンプンなどが分解されて糖質に変換されるのを防ぎます。

アミラーゼの作用によって生成された糖質はコレステロールと深く関わっており、コレステロール値が増加する原因となります。上昇したコレステロールは生活習慣病を引き起こす要因となり、我々人間の健康を損なう要因となります。そこでクエン酸とリンゴ酸、ハイビスカス酸が含まれるハイビスカスティーを飲用することによって脂肪を燃焼させ、コレステロール値を降下させ、健やかな日常生活を送ることが出来るようになるのです。

不摂生な生活を送っている方にはお勧めしたい飲料であり、同時にスポーツ選手や女性の方にもお勧めしたい飲料の1つです。少々癖のある飲み物ですので飲用する際はハチミツやブレンドティーとして飲用すると良いでしょう。

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