熱中症にならないための水分の摂り方とオススメのお茶

熱中症予防のための正しい水分補給

熱中症予防のための正しい水分補給

近年、日本では6月から9月にかけて熱中症による救急搬送が増加しています。
総務省消防庁は2014年6月に熱中症による救急搬送者が2013年の6月と比べ、およそ370人増加したことを発表しました。
また、2015年7月6日から12日の1週間の間で熱中症による救急搬送者数は3058人にのぼり、前週の熱中症による救急搬送者数が471人に対し、2587人増加したことを明らかにしました。

 

なぜ、今日本では熱中症による救急搬送者数が増加傾向にあるのでしょうか。

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熱中症予防と効果的な水分の摂取

日本の熱中症患者の増加の要因とは?

 

日本では1994年は近代稀に見る記録的な猛暑の年であり、日本各地で35度を超えたため熱中症による死亡者数が589人にのぼりました。
その後、日本では1994年を境に熱中症による死亡者数が毎年500人近くのぼるようになります。
今まで日本では1993年より以前では熱中症による死亡者が100人を超えることは稀でした。なぜ、現在は熱中症による死亡者数が増加しているのでしょうか。

 

その理由は、夏場の気温が上昇していることが関係しています。
また、各地で都市化が進んだことで輻射熱(ふくしゃねつ)による影響も深く関係しています。輻射熱とはアスファルトやビルなどの建物から放出される熱です。
便利な世の中になったことで、各地で自動車やバイクが綺麗に舗装された道路を走り、各地で商工業の発達に伴い、構想ビルなどが建設されました。
その結果、自動車などの排気ガスやエアコンから放出される熱の増加、道路の耐久性を増すための舗装化、そして木々や土の道路が減少したことによって毎年気温が上昇しているのです。

 

しかし、今さら道路を土に戻し、自動車やバイクを廃止するわけにもいきません。
では、どのような対策を取れば熱中症を予防することが出来るのでしょうか。

 

 

熱中症とは?

 

熱中症の主な要因は、体温調節が正常に行われないまたは体内の水分と塩分の均衡が崩れた際に引き起こる症状です。
熱中症には大きく分けて4つの症状があります。

 

@熱失神
体温の上昇によって皮膚の血管が拡張し、脚部に血液が滞ってしまい、脳へ運ばれる血液の量が減少したことで引き起こる熱中症の症状です。
主な症状は、めまい・一時的な失神などが挙げられます。

 

A熱痙攣
人間は汗をかくと体内の水分と塩分が失われます。しかし、塩分を摂取せず、水分ばかり摂取したことで、血液内の塩分濃度が低くなり、足や腕、腹部周辺の筋肉に痛みを伴う痙攣が引き起こります。これを熱痙攣と言い、熱中症の1つです。
主な症状は、手足のつり、痛みを伴う筋肉の痙攣などが挙げられます。

 

B熱疲労
汗をかいたにも関わらず、水分を取らずに過ごしてしまうとこの熱中症を発症させてしまう可能性があります。
人間は汗をかくと体内の水分と塩分が失われます。しかし、十分な水分補給が出来なかった場合、身体は脱水症状に陥り、心臓へ戻る血液が減少します。
その結果、心拍の減少を引き起こし、循環する血液の量が減り、脳や内臓へ運ぶ血液が減少してしまうため様々な不調を引き起こす熱中症です。
主な症状は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感、集中力及び判断力の低下などが挙げられます。

 

C熱射病
体温の上昇と共に脳の温度も上昇し、その結果、脳機能に異常が生じた際に引き起こる熱射病です。
主な症状は、頭の働きが遅くなり、動作及び反応の鈍さ、意識障害、ショック状態などが挙げられます。

 

熱中症にも軽度・中度・重度と分けられますが、素人目では判断しにくいため、体調不良の方がいらっしゃる場合はすぐに救急車を呼び、医師の診察を受けることをオススメします。

 

 

熱射病の予防や対策は?

 

熱中症を予防や対策をする際、どのように行えば良いのでしょうか。

 

熱中症を予防する際は「WBGT(暑さ指数)」と「熱中症予防指数」に目を配ると良いでしょう。
WBGTとは、アメリカで提唱された指標です。主に気温・湿度・輻射熱の3つから算出される数値です。日本では環境省のホームページ上で各地のWBGTが実況及び予測の2つ公開されています。
熱中症予防指数とは、日本生気象学会から発表されている「日常生活における熱中症予防指数」です。
この2つの数値を基に外出及び日常生活を送ると熱中症を発症する危険性を減らすことが出来ます。

 

人間には環境に適応する能力が備わっているので気温の高い場所でも数日は生活することが出来るようになっています。これは自律神経がその環境に徐々に慣れてくるため、上手く発汗したり体温の調節を正常に行うように適応するからです。
しかし、気温差のある室内外を行き来したり、涼しい日が長く続いたりすると身体がうまく適応せず、自律神経が乱れ、熱中症や夏バテなどを発症させます。

 

また、熱中症は夏の焼けつくような熱き空の下で行う運動や重労働によるものと思われがちですが、日常生活においても熱中症を発症する場合があります。
例えば、風通しが悪く、冷房が無い室内や眠っているときなど、じっと動かないで過ごしている間でも熱中症になる場合があります。
室温管理を徹底し、風通しや着衣にも気を遣いましょう。

 

もちろん、室温管理だけではなく、水分補給にも気を付けなければなりません。
そこで、熱中症予防に効果的な水分の摂取方法及びオススメのお茶をご紹介したいと思います。

 

 

熱中症対策に効果的な水分補給方法とは?

 

熱中症対策の主な方法は以下の通りです。
・エアコンの設定温度を28度に設定し、屋外との気温差を5度以内に抑える
・冷たい風が直接人に触れないように風向きを調節する
・グリーンカーテンなどで窓から入る日の光を遮断する
・風通しを良くし、熱気を逃がす

 

 

ですが、これらの方法は全て、室内に関する予防策です。
では、熱中症を予防するための水分補給方法とはどのように行えば良いのでしょうか。
熱中症対策を行ううえで欠かせなのが水分補給です。

 

 

熱中症対策に効果的な水分の摂取方法は以下の通りです。
・水分と共に塩分を摂取する
・喉が渇いてなくても飲み物を飲む
・利尿効果を持つ飲料水には注意する

 

 

人間は体温調節を行う際、汗をかきます。しかし、汗をかくと体内の水分と塩分が失われ、その結果、血液の流れが悪くなり、全身へ正常に血液が運ばれなくなってしまいます。

 

人間は血液の流れが悪くなると全身へ酸素及び必要な栄養素が供給されなくなり、頭痛や吐き気、めまいなどの症状が引き起こります。
これらの症状を予防するためには喉が渇いていなくてもこまめに水分補給する必要があります。しかし、水分ばかり摂取してはいけません。汗と共に排出されてしまう塩分も補給する必要があります。塩分が不足すると血液の濃度が薄くなります。

 

夏場の水分補給は、200mlのコップ1杯の水に0.2gの食塩(ひとつまみ分)を入れるまたは、ナトリウムが40mgから80mg含有されている100mlのスポーツドリンクを飲用するのがオススメです。

 

ですが、高齢者の方は水分を摂取し過ぎると心臓に負荷がかかります。持病をお持ちの方や高齢者の方は、かかりつけの医師に夏場の水分補給についての相談をすると良いでしょう。

 

熱中症を防ぐうえで飲んではいけない飲料があります。それは利尿効果を持つ飲料です。
カフェインを含む飲料やアルコール類などの飲料には高い利尿作用があるため、脱水症状の進行を促進させてしまいます。夏場に利尿効果を持つ飲料の摂取はたいへん危険ですのでお気を付け下さい。

 

では、熱中症にならないために飲用したいオススメのお茶をご紹介したいと思います。

 

 

熱中症にならないためのオススメのお茶をご紹介♪

 

熱中症にならないためにはこまめな水分補給が必要です。その際、ナトリウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルも同時に摂取するとより効果的です。
そこで、今回は数ある飲料の中でも熱中症対策にオススメのお茶を幾つかご紹介したいと思います。

 

柿の葉茶

 

ノンカフェイン&天然のビタミンCをたっぷり含んでいる柿の葉茶はローズヒップティーと並び、女性から高い人気を誇っています。
柿の葉茶には緑茶のおよそ20倍の天然のビタミンCが含有されています。さらに驚くことに柿の葉茶のビタミンCは熱に強い特性を有しているので優れた美容効果を得ることが出来ます。なぜ、柿の葉茶のビタミンCが熱に強いのかと言いますと、ビタミンCになる前のプロビタミンCという成分であり、さらに不純物を一切含まない100%天然のビタミンCのため美容に優れた効果を発揮するのです。
柿の葉茶の主な効果・効能は以下の通りです。

 

・美白及び美肌効果
・コレステロール値の降下
・高脂血症及び動脈硬化などの生活習慣病の予防や改善
・免疫力の向上
・貧血の改善

 

柿の葉茶にはビタミンCの他にもカリウムや食物繊維、タンニンなどがたっぷり含有されています。柿の葉茶は香ばしくて柔らかく、さっぱりとした清々しい口当たりのお茶です。初めて飲用する方でも安心して飲むことは出来ますが、ビタミンCが含まれているのでレモンの酸味が苦手な方には抵抗があるかもしれません。柿の葉茶は酸性のお茶ですので、胃や腸に優しいので胃酸が薄まり、胃痛などの症状を引き越すことはありません。

 

 

 

菊芋茶

 

沖縄県の民間薬茶として知られる菊芋茶は「天然のインスリン」と呼ばており、非常に栄養価の高いお茶です。
沖縄県では今から100年以上前からニトベギク(菊芋)を栽培しており、ニトベギクの葉を乾燥させたお茶はゴーヤ茶やニガナ茶などと同様に古くから愛飲されています。
菊芋茶にはイヌリンと呼ばれる成分が含有されており、この成分には糖尿病や肥満、中性脂肪などに絶大な効果を発揮することが近年の研究で明らかにされ、今では世界各国から注目を集めています。
では、菊芋茶の主な効果・効能をご紹介します。

 

・腸内の善玉菌を増加させる作用を持つ
・お通じの改善
・糖尿病や肥満など生活習慣病の予防及び改善
・抗アレルギー作用によるアトピー性皮膚炎などの改善
・殺菌効果
・消化器系のガン予防
・認知症の予防
・体臭の改善

 

菊芋茶にはイヌリンの他にも、カルシウムや鉄、亜鉛、カリウムなどのミネラル類やビタミンB1及びB2、ビタミンC、ビタミンB6などのビタミン類、そしてポリフェノールや酵素などの栄養素もたっぷり含有されています。
熱中症だけでなく夏バテにも効果があるので是非この夏に飲んで頂きたいお茶と言えます。
菊芋茶の香りや味ですが、キク科の植物のため、よもぎのような香りと独特な苦みを持つお茶です。煎じるほど苦みが強くなります。ですが、メーカーによって菊芋の実から作られるお茶もあるので、そちらの方は香ばしい芋の香りが漂うお茶となりますが、やや土っぽい味がするので好き嫌いが分かれるお茶と言えます。

 

 

 

リンゴ茶

 

リンゴの果実が入ったお茶「リンゴ茶」は韓国伝統茶の1つです。
韓国では「サグヮチャ」と呼ばれ、親しまれています。
また、他の国々ではアップルフルーツティーやアップルティーと呼ばれ、愛飲されています。
古くからリンゴは「1日1個のリンゴを食べるだけで医者を遠ざける」と言われており、食物繊維やカリウムなどのミネラル類やビタミンCやビタミンAなどのビタミン類をたっぷり含んでいます。
リンゴ茶の主な効果・効能は以下の通りです。

 

・関節痛の緩和
・強壮作用
・利尿効果
・抗コレステロール効果
・リラックス効果
・消化を促進させる効果
・便秘及び下痢の改善
・抗ガン作用
・糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病の予防
・優れた美容効果

 

リンゴ茶はリンゴの甘酸っぱい良い香りとホッとする優しい酸味と甘みを持つお茶です。リンゴ茶の酸味が苦手な方はハチミツを加えるとマイルドになります。また、温かいリンゴ茶に生姜を加えると身体をポカポカ温める効果が付加されるので、冷え症の改善に効果的です。
アップルティーの中には紅茶の茶葉にリンゴの香りを付加させたフレーバーティーとして販売されているものがありますが、その場合、リンゴ茶の持つ効果や効能を得ることが出来ませんのでリンゴの果実が含まれている茶葉を購入するようにしましょう。

 

 

 

ドクダミ茶

 

日本全土に自生しているドクダミは、独特な香りを持つ植物です。
その香りに幼いころはノックアウトされた経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
ドクダミ茶とは、ドクダミの根を乾燥させ、煎じたものです。ドクダミは主に生薬として用いられており、「十薬」という名前で日本薬局方に収録されています。
十薬という名の由来は、利尿作用・便秘解消・皮膚疾患の改善・解毒作用・抗菌効果・動脈硬化の予防など10種類の病に効果及び効能を持つというところから付けられました。
ドクダミ茶の主な効果・効能は以下の通りです。

 

・高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防
・解熱効果
・利尿効果
・胃炎及び十二指腸潰瘍の予防
・アトピー性皮膚炎の改善及び緩和
・月経不順や月経痛など女性特有の悩み改善
・お通じの改善

 

ドクダミ茶が一時期大ブームになったのですが、ドクダミ独特の香りと苦みがあるので、初めて飲用する方はほうじ茶やはと麦茶などがブレンドされているドクダミ茶から飲用を恥じめると良いでしょう。

 

 

 

ペパーミントティー

 

暑い夏は頭部に熱が溜まりやすく、ボーっとすることも多くなります。
そこでスッキリと爽やかな清涼感のあるペパーミントティーで頭をリセットしましょう。
ペパーミントティーには胃や腸の不調を改善させる効果があり、食べ過ぎまたは飲み過ぎた際に飲用することで、消化を促すことができ、さらに腹痛や胸焼け、胃けいれんなどといった症状を緩和させる働きもあります。
また、スーッとしたメントールの香りによって脳が刺激され、スッキリさせるので脳の働きを活発にさせます。
ペパーミントティーの主な効果・効能は以下の通りです。

 

・消化不良の改善
・鎮静作用
・片頭痛などによるムカつきの解消
・乗り物酔いなどによる吐き気の予防
・麻痺及び抗菌効果による歯痛・虫歯の痛みを抑制
・胃の筋肉を緩める作用
・不眠の改善

 

ペパーミントティーはミントティーの仲間なので、様々な種類があります。しかし、メントールの含有量が最も高いのがペパーミントの仲間であるブラックペパーミントやホワイトペパーミントです。飲みやすいものですとスイスリコラミントやキャンディミントがオススメです。

 

他にも、ビタミンCの爆弾という異名を持つローズヒップティーや優れた疲労回復効果を有するハイビスカスティー、ナトリウムやカリウムなどのミネラル類の含有率が高いルイボスティー、そして日本の夏に欠かせない麦茶などのお茶も熱中症対策に効果的です。

 

 

 

※全ての健康に良いと言われるお茶には飲用者によって命に関わる副作用を引き起こす可能性があります。飲用する際はかかりつけの医師に相談してから飲用するようにしましょう。

 

いかがでしたか?
熱中症を予防するためには、こまめな水分補給も大切ですが、体力を回復させるビタミンB群やマグネシウム、カリウム、ナトリウムなどの栄養成分の摂取も必要不可欠です。
人間の活力源であるエネルギーは、ビタミンB2やビタミンB12などを含む脂肪やαリポ酸、パントテン酸、ビタミンB1などを含む炭水化物、ビタミンB6などを含むタンパク質を必要とします。これらの栄養成分はTCAサイクル(通称:クエン酸回路)というエネルギーの供給や貯蓄を行うATPを放出します。そこへコエンザイムQ10が加わることでエネルギーになります。
水分補給も大切ですが、バランスの取れた食事を心掛けることも熱中症を予防するためには必要ということです。

 

今年の夏は熱中症・夏バテなどを予防し、楽しい夏を満喫しましょう。

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