はと麦茶の効果効能

はと麦茶の味とおいしい淹れ方|はと麦茶の効果効能

はと麦茶の味とおいしい淹れ方|はと麦茶の効果効能

はと麦茶の原材料である“はと麦”は、稗や粟、さつまいもなどと同じく、飢饉を救済するために栽培されている救荒作物のひとつです。

 

日本に伝播した時期は、奈良時代から江戸時代まで諸説あり、はっきりとしたことは分かっておりませんが、伝播直後は薬用植物として栽培されていたそうです。明治時代以前までは「四国麦 (しこくむぎ)」や「朝鮮麦 (ちょうせんむぎ)」などと呼ばれていたのですが、“麦のかたちが鳩に似ている”“鳩が好んで食べていた”“たくさん収穫することができる”ということで「八斗麦」と呼ばれるようになり、八斗麦が時代の流れと共に転化して「はと麦」と呼ばれるようになったそうです。

 

はと麦は、穀物の中で最も栄養価が高く、身体の様々な不調を改善させる働きがあるため、古くから漢方薬として、多くの人々を救ってきました。

 

さて、そんなはと麦茶ですが、よく「麦茶に似ていて美味しい」と言われておりますが、なかには「苦くて飲めない」という方もいらっしゃいます。

 

そこで、今回は、はと麦茶の気になる味と美味しく淹れる方法、そして、はと麦茶が苦手な方にオススメのアレンジ方法をご紹介したいと思います。

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はと麦茶の気になるお味とは!?

はと麦茶といえば、こんがりと芳ばしい香りとスッキリ爽やかな喉越し、そして、クセの無い優しい味わいで、麦茶と共に身体の乾きを潤す夏の飲み物として人気がありますが、なんと、寒い冬はホカホカに温めて召し上がると、ほんのりと甘みがプラスされ、より一層美味しくなります。

 

はと麦茶は、どくだみ茶やよもぎ茶などクセの強い健康茶に加えることで、風味がマイルドになり、飲みやすくなりますので、よくブレンド茶のベースとして使用されています。

 

もちろん、ルイボスティーや麦茶など飲みやすいお茶をブレンドしても美味しいので、いろいろと挑戦されてみてはいかがでしょうか。

 

市販のはと麦茶の場合、コスト削減や飲みやすさを考慮して、大麦など複数の茶葉をブレンドしたものが販売されておりますので、はと麦100%のはと麦茶を見かけることは、ほとんどありません。

 

しかし、はと麦茶の持つ優れた効果や効能を得たい場合は、ブレンド茶ではなく、はと麦100%のはと麦茶を飲用するのが望ましいので、やや値が張りますが、国内産のはと麦を100%使用したはと麦茶を購入されることをオススメします。

はと麦茶の美味しい淹れ方!

はと麦茶の推奨摂取量は、1日30gほどを目安に摂取するのが望ましいとされておりますので、それ以上の摂取は避けるようにしましょう。
では、さっそくはと麦茶の美味しい淹れ方をご紹介します。

 

やかんを使った淹れ方

・その1
@はと麦茶大さじ1杯〜2杯、水1リットルをやかんへ入れ、火にかけます。
A沸騰したら、とろ火にし、7分〜8分ほど煮詰めます。

 

・その2
@はと麦茶大さじ1杯、水300mlをやかんへ入れ、火にかけます。
A20分間煮出したら完成です。
※出来上がりは200mlほどになります。

 

・その3
@はと麦茶のティーバッグ1包、水適量をやかんへ入れ、火にかけます。
A沸騰したら、弱火にし、2分〜3分 (3分〜5分)煮出して完成です。

 

急須などを使った淹れ方

・その1
@はと麦茶大さじ1杯〜2杯、熱湯適量を急須へ入れます。
Aお好みの濃さになったら完成です。

 

・その2
@はと麦茶大さじ1杯、熱湯適量を急須へ入れます。
A蓋をし、2分〜3分ほど蒸らしたら完成です。
※2煎目、3煎目まで飲用可能です。

 

・その3
@はと麦茶のティーバッグ1包、お湯300mlを急須へ入れます。
A蓋をし、3分〜5分蒸らしたら完成です。

 

 

はと麦茶は、麦茶同様、まとめて作られる方が多いため、やかんで淹れるのが一般的となっています。

 

しかし、たんぱく質を豊富に含んでおりますので、煮沸消毒を行ったガラス製の容器で保存したとしても、2日ほどしか日持ちさせることが出来ません。
ですので、1、2杯ほど飲みたいというときは、急須やティーポットなどで淹れることをオススメします。

はと麦の栄養成分をしっかり浸出させる淹れ方

はと麦茶は、麦茶などと比べると水色が薄いため、ついつい長く煮出してしまうという方も大勢いらっしゃいますが、はと麦を長時間煮出してしまうと、薬のような独特な苦みが出てしまいますので、たいへん飲みにくくなってしまいます。

 

ですが、長時間煮出すことではと麦に含有されている栄養成分がしっかり浸出されますので、健康と美容維持を目的とされている方は、長時間煮出したはと麦茶の飲用をオススメします。

 

では、はと麦を長時間煮出す方法をご紹介します。

 

はと麦の栄養成分をしっかり摂る淹れ方

@はと麦茶と水を入れたやかんを火にかけます。
A@が沸騰したら弱火にし、20分ほど煮詰めます。
Bまだ温かいうちに茶殻を濾し取り、はと麦エキスを抽出した煎液を1日2回から3回に分けて飲用します。

 

長時間煮詰めると水量が減ってしまいますので、水を用意する際は、必ず600mlから1000mlを目安に用意するようにしましょう。
はと麦の栄養成分をしっかり抽出するポイントは「沸騰後20分以上煮詰めること」そして「沸騰後は100℃をキープして煮詰めるのではなく、90℃前後で長時間じっくりと煎じること」です。じっくり20分以上煮詰めることで、はと麦に含有されているほとんどの有効成分を浸出させることができますので、煎じたお茶は1日で飲み切るようにしましょう。

 

はと麦の煎じ茶葉を捨ててしまう方もいらっしゃいますが、ふやけたはと麦には浸出しきれなかった栄養成分が豊富に詰まっておりますので、捨てずに食べてしまいましょう。

 

 

今回は、はと麦茶の味と美味しく淹れる方法についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

 

はと麦茶を煮出した際、水の上に油がプカプカ浮いていることがありますが、これは、はと麦に含有されている植物性の油ですので、摂取しても問題ありません。

 

ノンカフェイン&ノンカロリーのはと麦茶は、麦茶のような爽やかな味わいの健康茶ですので、ついついガブガブ飲んでしまうという方もおられますが、過剰摂取は副作用を引き起こす要因となりますので、1日の摂取量を守り、正しく飲用するように心掛けましょう。

 

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