ローズヒップティーはビタミンCの爆弾｜ローズヒップティーの効能

ビタミンCの含有量が他の健康茶や紅茶などと比べてトップクラスのローズヒップティーは、ドイツやアイスランド、フィンランド、デンマークなどといった寒さの厳しい北欧で不足しがちなビタミンCを体内に摂取するためにローズヒップティーが飲用されています。そのため、北欧やドイツでは「北国のレモン」と呼ばれ、地元の人に愛されています。

ローズヒップティーには、ビタミンCが豊富に含まれている果実として有名なレモンやオレンジの数十倍も含有されていると言われています。しかし、ビタミンCとはいったい人間にどのような効果・効能をもたらす栄養素なのかあまり知られていません。今回はローズヒップティーに含まれているビタミンCの説明と共にビタミンCとは何かをご説明したいと思います。

ビタミンCの持つ美容効果とは？

ビタミンCは主に美容関係に力を発揮します。ビタミンCの効能には、お肌の表皮のすぐ下に存在する結合組織層の真皮細胞中に含まれている線維芽細胞の働きを活性化せる働きがあります。線維芽細胞とは、美容と深く関わっているコラーゲンや弾力性に優れた硬タンパク質の１種であるエラスチン、コンドロイチン硫酸と共に組織の構造を維持し、細菌などの侵入によって傷つけられないよう盾のように防御してくれるヒアルロン酸などを生成します。この線維芽細胞の働きが鈍くなるとコラーゲンやエラスチンなどの生成が上手く行われなくなってしまい、お肌のたるみやみずみずしさが無くなるため、一気に老化が進行する原因となっています。

美容だけじゃない！ビタミンCの優れた抗酸化作用とは？

美容関係だけのみならず、水に溶けやすい性質を持っているビタミン類の中で、ビタミンCは優れた抗酸化作用を持っている栄養素でもあります。
私たち人間には、活性酸素と呼ばれる錆を持っています。この活性酸素が体内で異常に発生してしまうと、生活習慣病の原因となる動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの大変危険な病を引き起こす可能性が高くなり、さらに、老化の進行を早くする作用もあるため、活性酸素の増加を食い止める必要があります。ビタミンCには活性酸素を正常に戻す働きがあるため、これらの病や老化の進行を抑制させることが出来るのです。そして、年々増加傾向にあるガン物質の形成を抑える働きもあるため、生きていくうえで必要不可欠な栄養素と言えます。

美容と健康に良いビタミンCを豊富に含んでいるローズヒップティー

ローズヒップティーは、「ビタミンCの爆弾」や「北国のレモン」という異名を持つほど、豊富なビタミンCを含んでいます。特にドッグローズから採取されるローズヒップには、ビタミンCをはじめ、ビタミンAやB、ビタミンDにE、さらに聞きなれないビタミンKやPなどが含有されています。ローズヒップティーを飲用する際、茶葉を煮出してエキスを抽出することが多いと思います。ここで１つ疑問に思われた方もいると思います。「ビタミンCは水溶性のため、ローズヒップに含まれているビタミンCも溶けてしまうのではないか。」と言うことです。しかし、ローズヒップティーに含まれているビタミンCは溶けてなくなったりしません。それは、ローズヒップティーに含まれているビタミンPやその他の酵素の力によって熱で破壊されてしまうのを防いでくれるのです。ですので、お湯でローズヒップティーを煮出しても安心して体内に取り込むことが出来ます。

レモンの数十倍ものビタミンCが含まれていると言われるローズヒップティーには、ビタミンCを熱から守り、体内に摂取されるように様々な酵素やビタミンPが守ってくれているおかげで効率良く体内に摂取することが出来ます。また、ビタミンCは体内に取り込むとすぐに吸収される性質をもっています。是非、ローズヒップティーを飲んで健康と美容を維持しませんか？

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